🌺 出来事137 仏陀バンクの挑戦2
仏陀バンクの挑戦を読んで
🌺 出来事133の続きになります。
バングラデシュで、
お寺を通して、貧しい、仏教の少数民族の人々に、無利息で、お金を貸し、返済金を、更に、別の借り手に貸すことを、繰り返して、拡大し、自立と、共存を目指す、仏陀バンクは、
BOBという、ショップを開きます。
BOBショップは、日本のJAを参考にしたお店です。
収穫物や工芸品を適切な価格で買い、適切な価格で販売し、貧しい人達に、生き残る機会をあたえるためのショップです。
お金を借りて種や肥料を買い、一生懸命育てた、野菜を仲介業者に5円の最安値で売り、仲介業者は、30円で、売るなど、買って売るだけの仲介業者が、儲かり、野菜を育てた人々は、流通のノウハウが、なく、働いても働いても、生活が、豊になりません。その人達に商売方法を学んでもらい、自立をしてもらうのです。
BOBショップを、手探りで始めたものの、野菜の見極めや、適切な価格など、知らないことや、問題だらけです。
何十年も商売で、生計を立てる人の知恵をかりながら、BOBショップを開始し、商売として成り立つようになり、軌道にのり、さらに新しい店を持つまでになります。
ですが、全てが、上手くいくというわけには、いきません。店をまた貸しし、行方不明になる人、金に目がくらみ、贅沢な生活し、最後は、すべてを失う人、また、真似をする店が、増え、競争に負けてしまったり。
問題は、山積みにあるものの、BOBは、収入を得られ、生き残るために、必要だと確信でき、仏陀バンクの活動の1つとして、行っています。
仏陀バンクは、非営利団体(非営利でやりくりするのも凄いと思います。)ですが、
自分の営利目的のスタッフもいて、随分、足を引っ張ってましたが、、、最終的に、分離させられました。
仏陀バンクで、大活躍をしてる、バングラデシュ人スタッフも、います。
孤児院で育ち、とても頭がよく、大学を卒業し、自らも、支援団体を経営しながら、仏陀バンクの先頭をきって、牽引してる、人がいます。
アウンさんと言います。
アウンさんの行動力と、判断は、ものすごいと、常々、驚かされました。
どんな時でも、頼りになる凄い人です。
アウンさんが、いなければ、仏陀バンクは、存続が、出来なかったのでは、思うくらいです。
仏陀バンクの支援は、主に
軍の監視が厳しい地域、
実際には、バングラデシュで数少ない、仏教徒 先住民の住む地域です。
軍や国は、その先住民が住む土地を 勝手に売り払い、その村人を追い出すために、 村を打ち壊し、焼いたり、略奪、搾取、拷問などが行われています。
軍や、国家警察、国にとっては、
公に、特に海外には、絶対に知られたくない、地域です。
仏陀バンクは、常に、軍の監視と危険をくぐりぬけて、このような地域で、支援を行っています。
実際、アウンさんも、軍に連れていかれ、拷問にあい、その、残酷さと、恐怖に、殺してもらった方が、ましと、思ったほどだそうです。
アウンさんと、共に支援をした 仲間が、毎日、柱に吊るされて、シナで、叩かれ、その叫び超えや唸り声が、耐えない、
子供にも、容赦は、ないと、、、、。
そんなに、恐ろしい目にあったにも関わらず、アウンさんは、自分の家族を守りながら、危険を伴う、地域に支援し続けています。
何故なら、アウンさん自身、孤児院で育ち、支援をしてくれた人達に、とても感謝しているからです。
アウンさんの、正義感、迅速な判断と行動力、頭のよさには、何度も、何度も、驚かされました。
家族がいるのに、もっと、安全な地域を支援した方が良いのに、と、思ったり、、、。
【普通の人には、出来ないことを、自分が、やらないと、もっと大変なことになる!】
っと、頑張ってくれた人が、いるから、今、私たちは、安全に生活が出来て、美味しいものを食べたり、旅行に行ったり、幸せな生活を送れています。それを考えると、感謝の思いでいっぱいになります。
アウンさんは、数年前にアメリカに渡りました。
自身の子どもの教育のためと、アメリカの国籍を取れば、更に、バングラデシュでの支援活動が、やりやすくなるからだそうです。
アメリカ国籍を取るまでは、バングラデシュに、一歩も、足を踏み入れることは、出来ません。
ですが、アウンさんは、アメリカにいる間も、常に、バングラデシュの仏陀バンクに目を向けて、毎日、何度も連絡をし、牽引し続けています。
アウンさんは、今も、アメリカにいるのでしょうか?
それとも、バングラデシュにいるのでしょうか?
また、著者の伊勢さんは、中卒で、美容師になり、自分のお店をもち、仏陀バンクで、アウンさんと共に、活動してます。
中卒とは言え、伊勢さんのお父さんは、日本の超一流大学卒で、研究者で、とても優秀な方だったそうです。
そんな家庭環境で育った、伊勢さんは、なぜ、中卒を選んだのか?と、考えたりもしますが、伊勢さんの中に、人生計画があったのかもしれないですね。
伊勢さんは、バングラデシュだけでなく、東日本大震災時には、美容師の職業を生かして、無料で、髪を切ってあげたり、支援をしていたそうです。
自分を犠牲にしながら、人のためにと、毎日、ずっと永く、頑張るなんて、なかなか出来ることでは、ありません。
私には、出来ません。本当に申し訳ありません。
バングラデシュは、世界中の支援を受けながら、バングラデシュの人、自らも、助けてあって、国を良くしようと奮闘しています。
ダッカなどの都市は、まさに、経済成長の真っ只中です。
これから、絶対に、国全体が、豊かになるんじゃないかと思います。
そのうち、日本が、置いてきぼりになるかも知れません。???
この本には、
沢山の人物が出てきましたが、
人と人の繋がりと協力が、何百倍もの力になること、良い人には、良い人が付くこと、
足を引っ張る人とは、バシッと、離れることは、大事だと、改めて思わされました。
また、バングラデシュの 美しい、田舎の風景なども、書かれていて、癒されました〜。
著者の伊勢さん、読ませて頂いて、ありがとうございました。これからも、お身体に気を付けて頑張って下さい。
また、その後の、仏陀バンクの活躍、支援をした村がどう変わったかたなど、気になります。書いていただけたら、また、是非、読ませてください。