お金は働きもの??

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92話 🐥 バングラデシュが抱える難民問題

 

バングラデシュを知るための 66章から

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バングラデシュはインドの北東部に位置しています。南側にはインド洋があり、東北西は ぐるっと インドに囲まれています。

そして、南東部にはミャンマーがあります。

 

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バングラデシュの南東部には、世界一長い砂浜と言われている、コックスバザールがあります。

コックスバザールはバングラデシュ人にとって一番のリゾート地です。

リゾートホテルが建ち並び たくさんの観光客が訪れています。

コックスバザールから さらに南へ向かうと、ナフ川を隔てて、ミャンマーが見えます。

 

ミャンマーからは、ロヒンギャと言われる たくさんの人々が、ナフ川を渡ってバングラデシュにやってきます。

ロヒンギャの人々はバングラデシュ言葉、ベンガル語に似た言葉を話します。

昔から、バングラデシュ人とロヒンギャの人は、ナフ川を渡って行き来をし、祖先や親戚を持つ人も 多く、バングラデシュ人とロヒンギャの人を区別するのは、大変 難しいそうです。

ミャンマー政府は 仏教徒が圧倒的に多いミャンマーにとって イスラム教の 少数民族ロヒンギャは、【バングラデシュから来て不法に住み着いた人達】だと、1982年に、ビルマ民法によって、ミャンマー国籍を剥奪しました。

 

そして、政府の圧力によって、ロヒンギャの村は焼かれ、土地は 奪われて、州を越えた移動の禁止など、数々の迫害を受けています。

このような事情で、多くのロヒンギャの人々がバングラデシュ流入をしています。

バングラデシュ政府は、ロヒンギャ難民を受け入れて、難民として保護しました。

その後、両政府間の合意のもと、難民の帰還が行われましたが、帰還を拒否した人々がバングラデシュに難民として残りました。

ところが、ミャンマーへ 帰還した、ロヒンギャの人々を、

ミャンマー政府は国民として認めない政策は変わっていません。

 

現実は、ロヒンギャの人々は、バングラデシュにどんどん流入している状態です。

 

ロヒンギャの人々はミャンマー政府から国籍を剥奪され、バングラデシュ政府には、ミャンマーからの移民と言われています。

つまり、無国籍状態です。

 

バングラデシュ流入した多くのロヒンギャの人々は難民登録をし、保護されて支援を受けています。

 

しかし、ロヒンギャの人々がどんどん、増えてしまい、バングラデシュ政府は、大量の人口流入を危惧し、新規のロヒンギャ難民の登録を停止したため、支援を受けられロヒンギャの人々が難民キャンプの周囲などに住むようになりました。

 

バングラデシュで、一番のリゾート地がある、コックスバザール県は、多くの未登録難民が住むようになりました。

 

多くのロヒンギャ難民、未登録難民は、バングラデシュにおいても、さまざまな権利が、制限されています。

 

そのような状況で、ブローカーに高い料金(借金)を払い マレーシアやインドネシアなどを目指すロヒンギャの人が増えています。

ですが、十分な救護用具や、食料もないまま、すし詰めにされた船内で、病気になる人や、多くのボートが転覆し、たくさんの人が亡くなっています。

仮に、マレーシアやインドネシアに辿りつけたとしても、難民として認められる保証はなく、多くの借金を抱えて 苦しい生活を、送っています。

 

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バングラデシュを知るための66章から

難民登録のできないロヒンギャの人々はこんなに酷いところに住んでいます。

 

大量の難民流入は、人口過密なバングラデシュにとって、かなりの重荷となり、バングラデシュ政府のロヒンギャに対する対応はさらに厳くなっています。

 

 

難民問題は、島国の日本では、認知度は低いですが、世界中では113人に1人も、難民化してるそうです。

ちなみに 日本にもロヒンギャの人々は住んでいるそうです。

 

宗教や言葉などの違いだけで、国籍を奪われて 、住む家を焼かれて、楽しみもなく、苦しい日々を送らないといけないのか、私には、なかなか 理解ができないのです、、😣

 

なぜ、そうなってしまうのか、以下は理由の1つだそうです。

人間(生物)の生存本能は、似たもの同士が集まって、生活をし、楽しみます。これによって連帯感を持って、他の人種と 競争したり、争ったりします。

異なる人種の身体や行動や文化に違和感を覚えるのは普通です。

その行き過ぎが、偏見と差別になってしまうそうです。

特に東アジアの国々では、大昔から似た民族同士が同じ場所で居住しています。

アメリカのように 海を越えた移民同士間とは全く異なります。

そのような、原住民国家は階級間の差別が問題になることが多いそうです。

 

人間には、このような本能があるそうです。

 

 

このような苦しい状況の 難民の人々を支援してる、たくさんのボランティアの方がいます。

頭が上がらないです。

 

 

沢山の機会も楽しみもある日本に生まれた私はとても、幸せなんだな、と つくづく 思います。

 

 

 

※ ブログを始めて1年が経ちました。当初は、自分の好きな事を書くだけなので、簡単だと思ってましたが、続けて行くうちに 目も頭も身体、疲れて、大変だと感じています。

また、皆さんのブログを見させて頂いて、文章や、アイデアが、ものすごいと驚いています。

これからも、ゆっくり、休みながら、自分のペースで続けていけたらと思います。