88話 🐥 バングラデシュに進出する日本企業
写真 前へ、前へ、前へ から
世界銀行は、
2015年にバングラデシュが【中所得国】となったことを発表しました。
【アジアの最貧国ではない!】
と言われています。
バングラデシュの首都ダッカでは誰もがスマートフォンをもち、スマホを利用した電子決済が行われています。
そんなバングラデシュに注目する日本企業は年々 増えています。
賃金が高騰し、労働者の確保が困難な 中国から、生産拠点を移す【中国プラスワン】の動きによって、一部の日本企業が、バングラデシュの人口の多さと 若年労働者の層の厚さに注目するようになりました。
バングラデシュに もっとも 早く進出したのが、伊藤忠商事です。
伊藤忠商事は、繊維、四輪車、住宅材などの事業を行なっています。
2008年にはファーストリテイリング(ユニクロ)が、生産拠点を設けました。
そして、2014年の安倍総理大臣のバングラデシュ訪問をきっかけに、繊維産業を中心に日本企業のバングラデシュビジネスが大きく動きだしました。
バングラデシュに進出してる日本企業は、277社を超えるほどになりました。
伊藤忠商事、ユニクロ以外に バングラデシュに進出してる 主な企業は、旅行会社のHIS、運輸の日本通運、ミシンのブラザー、医療器具のニプロ、インク製造のトオカイインクなどなど です。
すでに成功した企業もあれば、これからの発展を期待する企業もあります。
バングラデシュは情報の蓄積が少なく、どの企業も トライとエラーを 繰り返している最中です。
たくさんの、困難を克服して、バングラデシュが日本企業にとっての、【中国プラスワン】にいつなるのか これからも関心を向けていきたいです。
バングラデシュの人は、普段は穏やかで、おもてなしが好きな人種ですが、政治対立や、貧困、事件や事故などで、解決が不可能で やり場を失うと、【ホルタル】(抗議のため、バスを燃やしたり、石を投げてガラスを割ったり、などの暴動 (81話🐥参照))が、起こり 大きな問題になっています。
【ホルタル】が起こると、工場やお店は閉鎖され、納期遅延や、不履行、お店の売上に大打撃を 受けます。そして、信用も失います。
近年では、政治の対立よりも、人々は、徐々に経済発展に関心を向けるようになりつつあります。
【ホルタル】を起こさないためには、バングラデシュ内の経済基盤を 確立して、雇用を どんどん 拡大して、たくさんのバングラデシュの人達が、働いてお給料をもらい、皆んなが、少しでも裕福になって 食べるだけの生活だけではなく、オシャレをしたり、趣味を持ったり、旅行に行ったり、楽しみがもてるようにならないといけません。
日本を、含む、外国企業は、それを後押していかなければなりません。
そのために、バングラデシュに進出した外国企業の人達は日々、頑張っています。
バングラデシュが、世界中から信用されて、世界中から投資が集まり、バングラデシュの企業は開発や設備がいきとどいて、企業の売上が上り、人々のお給料が増えて、豊かになって欲しいです。
そして、バングラデシュに進出した日本を含む外国企業が、1日でも早く、成功して欲しいと、応援してます。✨