85話 🐥 バングラデシュの成長企業 ③ 殺虫剤
バングラデシュの深刻な問題の1つは、蚊や ゴキブリなどを媒介して広がるマラリアやテング熱などの感染症です。
家庭用殺虫剤は、販売されてますが、殺虫剤の原料の多くは、輸入をしています。
日本からも、原材料のみを輸出してる会社があります。
現在、日本製品はバングラデシュ市場に投入されてませんが、日本製品は、信頼性が高く、多少高価でも十分な競争力が見込めると言われています。
ですが、バングラデシュの 蚊やゴキブリの種類は、日本と異なるため、OEM製品の開発が必要です。
(OEM製品は 他の企業に製造を お願いして、製品に 自社のブランドをのせて販売する方法です。製品の製造をまかせられるので、新しい製品の開発に集中し、事業を拡大することができます。)
バングラデシュの殺虫剤使用量の80%が農業用途(稲の害虫対策)として使用されています。
20%が家庭用です。
バングラデシュでは農薬による健康被害への安全意識が高まっています。
また、所得上昇に伴って、家庭用殺虫剤の急速な増加が予想されます。
このようなことから、日本製品の市場シェア獲得は、期待出来るんじゃないかと 言われてます。
家庭用殺虫剤で、トップシェアのコングロマリットが【ACI Limited】です。
バングラデシュの成長企業から
【ACI Limited】は、イギリスに拠点を置く 多国籍企業【Imperial Cenical Industries】の子会社です。
【ACI Limited】は、業務基準を守り、 バングラデシュ初の ISO9001認証、また、環境ISO14001認証を、得ています。
【ACI Limited】は医薬品、動物保険、アグリビジネスなど、事業多角化を成功させてます。
医薬事業は、クリーム剤や、軟膏、錠剤など、387種類を超える薬品の製造販売と、癌治療薬などを、英国やベルギーから、輸入販売をしています。
また、消費者向けの家庭用品、日用品事業を行い、殺虫スプレー、香取線香、石鹸などのブランド製品を揃えています。
AIGブランドと言えば バングラデシュの誰もが Savlonブランドを思い浮かべるほど、外傷薬を中心とするサブロン抗菌シリーズや、蚊やゴキブリ退治をするスプレーで有名です。
【ACI Limited】は、全国各地で、臨床ミーティング、ヘルスケア啓蒙プログラム、医師を対象にした会議を主催し、安全で良質な製品を 追い続けて啓蒙活動に尽力してます。
2014年9月の安倍総理大臣がバングラデシュの訪問後、アパレルや皮革などの分野で日本とバングラデシュ間のビジネスが盛んに行われれるようになりました。
気づけば、私が、来てる服も、バングラデシュ製がふえました。
【ACI Limited】も、日本企業と、協働したいと、願っているそうです。
日本とバングラデシュは、今後、どうなっいくのでしょう〜。✨