93話 🐥 ストリートチルドレンからリーダーを💫
【バングラデシュを知るための】を読んでるところです。
こんな記事がありました。
バングラデシュでは、たくさんの支援団体が活動してます。
その1つに【エクマットラ】というNGOがあります。
【エクマットラ】はダッカ大学(日本でいえば東京大学)の学生を中心に結成された団体です。
【エクマットラ】とは、『皆んなが共有できる一本の線』という意味です。
【エクマットラ】は、ストリートチルドレンのために、青空教室や、共同生活をしながら教育を、受けられるチルドレンホームを運営しています。
ストリートチルドレンと聞くと、住むところがなく、汚れたボロボロの服を着て、物乞いや、ゴミ拾いをしてる 【可愛そうな子供たち】、という印象です。
しかし、ストリートチルドレンの子供たちは、路上で生活をしてたからこその 強さ、たくましさがあります。
【エクマットラ】のチルドレンホームの子供たち(以前はストリートチルドレンだった子供たち)は、一般の家庭の子供たち以上に リーダーとしての素質、可能性を秘めているということを 見せつけてくれます。
自分が苦難を経験しているからこその、他人への優しさ。
逆境に強く失敗を恐れず、ものおじしない、強い心。
厳しい状況を経験したからこそのハングリー精神。
全ての子に 当てはまるとは言えませんが、10年以上の チルドレンホームの生活で、ストリートチルドレンだからこその 強さを見せてくれます。
読み書きが全く出来ず、物乞いをしていた子が、チルドレンホームの10年間の生活と教育で、大学受験に合格し、路上から大学生になりました。
このことは、メディアでも取り上げられるほど、バングラデシュの社会に影響をあたえました。
バングラデシュには【シッディクル ラーマン】さんというプロゴルファーがいます。
【シッディクル ラーマン】さんは、子供の頃、スラムで生活をし、家族を養うために、ゴルフクラブで球拾いをしてました。
その後、ゴルフクラブが プレーの許可をしてくれ、球拾いの仕事と並行してゴルフの練習を始めました。
ゴルフは、メキメキ上達して、プロに転向し、ブルネイオープンという試合で優勝、アジアンツアーで初優勝をした、すごい人です。
【シッディクル ラーマン】さんは、チルドレンホームを訪問し、
『僕は子供の頃、スラムで生活をしていて、ゴルフの球拾いの仕事をしていたんだよ』と、
チルドレンホームの子供たちに話しました。
子供たちは、目を輝かせて【シッディクル ラーマン】さんの話を聞いていたそうです。
左 【シッディクル ラーマン】さん
バングラデシュを知るための66章から
人は、知られたくない自分の生い立ちを隠そうとします。
いざ、就職や結婚という時に、自分の過去や生い立ちが、障壁になることが、多々あります。
【シッディクル ラーマン】さんの 姿に、過去や生い立ちという障壁などは、壊せると、気づかされました。
努力をして 可能性を広げて、自分に自信を持つことで、自分はストリートチルドレンだったと胸を張って言える。
そして、それが 次の世代の子供たちに勇気をあたえるために、NGO【エクマットラ】は活動を行なっています。
ストリートチルドレンと呼ばれる子供たちの原石が、次のステップに上るチャンスを 増やすために NGO【エクマットラ】は良い前例を輩出し、社会全体の協力体制が整うように 活動を続けています。
この記事を読んで
NGO【エクマットラ】、とても 素晴らしい活動をしてると思いました。
ストリートチルドレンと言われてた子が、【エクマットラ】のチルドレンホームで一流の教育を受けて、どんどん、立派になって、
『自分は、ストリートチルドレンだった』と
胸を張って、言う人が、大勢でてくるのでしょうね💫