211話⭐️ 下落は、予測に振り回されない。 上がったり、下がったりするもの。
楽天トウシルさんの気になる記事です。
ウクライナ情勢の緊迫によって、
地政学リスクが意識されて、
株価が大きく揺れています。
地政学リスクで下落した時は、買いどきとも、言われますが、
過去の地政学リスクを振り返ると、
2014年にロシア軍が、ウクライナ国内に侵攻しました。
ロシアは、ウクライナのクリミア半島を武力で、奪い取りました。
この2014年のロシア軍のウクライナ侵攻による、世界の株式市場は、ほとんど反応せず、世界の株式市場は平穏でした。
2016年のBrexit(イギリスのEU欧州連合からの離脱)決定は、
ヨーロッパ全体に影響が及び、株式市場への影響は、大きく、
約13%値下がりをしました。
Brexit決定前の高値に戻ったのは、約5カ月後でした。
2019年のホルムズ海峡で商船やタンカーが攻撃されたという事件の時には、株価は、さほど大きな変動は、ありませんでした。
今回のウクライナ問題は、
ロシアがNATOがこれ以上拡大しない確約や、国境付近での軍事演習によって、ロシアがウクライナへ侵攻するかもしれない、また、アメリカの利上げ決定も、重なり、株価の値下がりが続いてます。
地政学リスクは、その影響の及ぶ範囲や、影響大きさなどによって株式市場に与える大きさは異なります。
過去の危機を当てはめることは難しいですが、Brexitで株式市場が約13%下落したというモノサシで、みると、
10%程度の下落は、考えていた方よいとの予測もあります。
さらに、アメリカは、
3月に0.5%の利上げを行うかもしれないとの予測もあるようです。
0.25%って、聞いてますが、2倍の0.5%の可能性もあるんですね。
あくまでも予測なので、その場になってみないと、わかりませんが、、、。
コロナに寄って、
2020年3月を底に、上昇に転じた株価の上昇率は、急激な上昇です。
コロナショックで委縮した経済を活性化するために、世界的に金融緩和をし、インフレがおこりました。
これからは、インフレ抑制のため引き締めに動き始めていく予定だそうです。
株価の動きに配慮した緩やかな引き締めなら、株式市場への影響は大きくないと考えられてますが、
インフレの抑制のために急速な引き締めになると、株価は下落します。
株価の先行きを予測することは難しいです。
上がっても下がっても良いポジションを心がけることが大事です。
株価の下落は、
保有する価格よりも、下落した価格で追加購入して保有価格を引き下げる、チャンスでもありますが、
一度に、めいいっぱいの資金を投入してしまうと、そこから更に株価が下がった時に身動きが取れなくなってしまいます。
第2、第3、、、の追加購入ができるように余裕を持つことが重要です。
株価の下落に耐え切れずに投資を辞めてしまうことがないようにして下さい。
地政学リスクは、比較的短期間に回復するという特性があります。
金融政策は、緩和と引き締めが繰り返されます。
過去の株価変動を振り返って、
株価は上がったり下がったりを繰り返す波のような動きをするものだと、言うことを、再確認して下さい。
但し、下がった時に、耐えられない商品では、なくなってしまうこともあるので、商品選びは、大事ですが、、、。