184話 ⭐️ アメリカの債務上限問題
今、
アメリカで、インフレ、供給制約
などの深刻な問題の対策をしてますが、
債務上限問題も、とても、深刻です。
債務上限は、
政府が国債発行などで借金をすることができる債務の上限です。
債務が法定上限に達すると、政府は議会の承認を得て上限を引き上げます。
もし、引き上げられない場合は、新たに国債の発行ができなくなり、債務不履行になってしまいます。
アメリカは、コロナ渦により、
赤字が拡大しています。
議会が、国債の発行の上限を上げることを承認しないと、
国債への利息の払いができなくなり、
アメリカ国債が債務不履行に陥ってしまうと、問題になっています。
債務の法定上限は、
28兆5,000億ドルに設定されてます。
国債の発行は、約28兆4,300億ドルに達しています。
財務省は、公的年金基金への新たな資金拠出を制限するなど、やり繰りをしていますが、
財務省は10月18日以降に政府の資金が尽きると想定されてます。
10月18日までに債務上限を引き上げられなければ、アメリカ経済が景気後退に陥る可能性があります。
10月7日、
議会は、債務の上限を短期的に引き上げることで合意し、
12月3日まで上限を引き上げる法案を可決しました。
アメリカ国債が債務不履行する問題は12月3日まで先送りされました。
ですが、先送りしただけでは、数ヵ月後に同じ事態に陥ってしまいます。
アメリカは過去、何度も債務上限の引き上げが政治問題となりました。
先は、見通せませんが、
解決方法として、
⭕️財政調整法を考えています。
2022会計年度の予算決議案について、3.5兆ドルから2.0兆ドル前後へ減額します。
⭕️債務上限の適用を停止し、インフラ投資法案を組み入れるということが考えられてます。
12月3日まで、債務の上限を引き上げて、その間に、
どんな対策をしていくのか、解決できるのか。
コロナは、落ち着いてくれるのか、
景気は、どうなっていくんだろう。
長期になるのか、短期で収まるのか。
景気は、良くなれば、悪くなるし、悪ければ、良くなります。
人は、欲があって、もっと、便利にしたい、より良くしたいと、思っているから、
途中、上がっり、下がったりしながら、経済は、必ず、上がり続けていく、と、言われてます。
世界一のアメリカは、
今、重なっている問題を どう、解決して、
世界の景気を良くしていくのでしょうね。