お金は働きもの??

年金はあてになるの?貯金の利息はほぼ0円。 パートタイムで働くおばちゃんがやってる老後の資金作りのお話です。過去の経験、今やってること、それから、お金とは関係ない、出来ごとを 書いてます。

🌺 出来事133 仏陀バンクの挑戦 1

 

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仏陀バンクの挑戦】を読んでいます。

半分、読んだところで、目が、文章を見るのを、嫌がっているので、続きは、来週の楽しみにします。

 

 


今から10年ちょっと前ごろからの 話です。

 


著者の伊勢さんは、中学卒業後、美容室で働き、自分のお店を持ち、軌道に乗せ、事業の成功を成し遂げ、

 


バッグパックを背負って世界中を旅していました。

そこで、貧困や、格差の現状況を知り、40歳を超えた時に、一生は、短い、身体が動いて、気力があるうちに、何とかしないと、手遅れになると切実に思うようになり、国際貢献の道を探りはじめます。

 


NPO団体に入り、支援することも 考えましたが、一流大学卒のエリートばかりで、中卒の自分には、出来ないと、諦めますが、

NPOがダメなら、自分1人で出来ることをやろうと、

カメラを片手に、世界中の、テレビなどで、絶対に報道されることのない、知られていない悲惨な現場を、写真に写し、日本へ帰り、公に報告をする活動をしてました。

 


その活動を、新聞で、知った、

無利子銀行 仏陀バンクの 代表が、伊勢さんの活動に、目をつけ、これから、支援活動を開始するバングラデシュで活動をしないかと、伊勢さんに声をかけます。

そして、伊勢さんのバングラデシュでの、挑戦がはじまします。

 

 

ちなみに、

今、バングラデシュは、コロナ渦の中でも、GDPがプラス5%と、ドンドン経済成長している勢いのある国です。

 

 

 

ですが、貧富の差は、大きく、貧しい人や、昔ながらの自給自足の生活をしてる先住民の少数民族も、います。

 

 

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バングラデシュの多くが、イスラム教で、インドの人のような顔だちの人が ほとんどです。

バングラデシュ最南東部、チッタゴン丘陵地帯には、日本人の顔に似た、仏教を信仰している少数民族が昔ながらの自給自足をしながら、生活をしています。

 

その仏教を信仰してる少数民族が生活している土地を政府が、勝手に売り払い、土地を買った入植者は、少数民族を追い払おうとします。

当然、少数民族の人達は、ずっと、生活をしてきた土地を追い出されるのを拒みます。

 


入植者は、軍や警察、政府と癒着しています。

政府は、チッタゴン丘陵地帯の土地は、軍に任せています。この地帯には、軍事基地が あちこちにあります。

 


政府により勝手に売られた仏教を信仰する少数民族の生活の場は、買った、入植者や、軍による打ち壊しが、繰り返され、村全部が、焼かれ、沢山の人の 殺害が繰り返されています。

 


ここで繰り返されている事件は、軍隊にとって、知られたくない問題で、外国人の入境など、厳しく区制限され、隠蔽され、公にはけ決して、知らされることのない、悲惨な事件が、繰り返されいます。

 

国の護衛をするための軍が、そのような事をやってるなんて、恐ろしくなりますが、、、。

そのようなとこは、世界中にたくさんあるんでしょうね。

 

その少数民族の人の達が、独自の生活を守りながら、豊かになり、他の民族や、イスラム教の人々と共存できるよう 著者の伊勢さんは、軍による隠蔽と厳しい制限のある地域に入り込み、支援に挑戦していきます。

 

読んでて、軍に捕まらないか、追い返されないか、ハラハラしましたが、、、。

 

 

 

バングラデシュの支援と言えば、グラミン銀行マイクロクレジットが有名です。

 


四方僧伽が行う、無利子銀行 仏陀バンクは、

1人 1万円ほどの少額のお金を、無利息で貸し、利益の見込める3ヶ月後から、返済がはじります。

また、利益からお布施5~10%を徴収し、それらの返済金と、お布施は、更に、必要な人へ貸し広げていくというものです。

バングラデシュで、搾取されている、仏教を信仰し、昔からの自給自足の生活をし、さほど、お金額は、必要なかった、人達に、その民族のお寺を通して、ローンを組んで収入を得て自立をしてもらうということで、仏教の少数民族だけにお金を貸すためのバンク、

仏陀バンクと言います。

貸すための、お金は、日本人の寄付によるものです。

また、将来的に仏陀バンクのスタッフに頼らずに、その民族のお寺が中心となって、返済金と、お布施は、自分たちで管理し、他の借りたい人たちに貸して行き、その お金を借りた人の返済金とお布施は、また 別の人が借りて、そのお金をもとに、野菜の種や肥料、家畜を買ったり、織物の糸、布を買ったり、店を開いたり、沢山の少数民族の人が、自ら収入を得て、自ら豊かになっていことを、自然に拡大して行くことを目標としています。

 

 

仏陀バンクの 挑戦は、上手くいかないことだらけです。
立ち上げから、スタッフ同士の、意見のくい違い、中には、人のためではなく、お金が欲しいだけ?と思えるスタッフがいたり、

自立の目的もなしに借りる人がいたり、既に事業をしてるスタッフの知り合いが、借金返済の為に借りてみたり、返済をこばむ人もでてきたり、

NPO法人の登録をするに、手続きが無駄に多く、複雑で、いくつもあり、時間もかかり、それらは、役人が、手数料 欲しさのためのに行っている手続だらけなど、、、役人の汚職や腐敗だらけだったり、、、。汚職は日本でも良くありますが、、、。

 


仏陀バンクによって、充分収入が得られ、村人皆が、豊かになって、その豊かになった村の返済金額と、お布施は、更に、別の村の人達がローンを組むようになり、、、、と、成功してる村もあります。

上手くいかず、辛い場面【伊勢さんが、辛いんじゃなくて、伊勢さんは、常にどうすれば上手く行くかは、考えてました。辛く感じたのは、多分、読んでる私です。】が、多い中、成功し、村の人に感謝され、伊勢さんが、嬉しくて、何十倍もの、元気が湧いているような、様子には、私も嬉しくなりました。

 

仏陀バンクは、こんな活動もはじめました。
一生懸命育てた、野菜を仲介業者に5円の最安値売り、その仲介業者が、30円で、売るなど、買って売るだけの楽ちんな仲介業者だけが儲かり、、一生懸命 野菜を育てた民族の人々は、流通のノウハウなど、全くわからなく、働いても働いても、生活が、豊になりません。

そこで、日本のJAのような、適切な価格で、買取をする 店をたちあげようとしますが、そこでも、野菜の見極めや、適切な価格など、知らないことや、問題だらけで、また、挑戦と、奮闘がはじまします。

 

 

気取らない、恐らく 伊勢さんの言葉で書いてあって、上手くいかないときの、苛立ち、利益目当ての現地スタッフの腹中を読み解いて、そうは、させないと、苛立ちを押さえてながら、おだて、気分をよくした時に上手く言いくるめたり、時には、我慢できずに、怒鳴りつけたり、それに相手も、しぶとく、自分の利益になるよう、食らいついたり、その駆引きは、職場でも、似たような場面があるので、なるほどな~、って思いました。

また、バングラデシュのジメジメした猛烈な暑さや、電気の無い村、1日に何度も起こる停電、厳しい自然や美しい大自然、粗末な建物、立派な建物など、絵に描いたように、書かれていて、こんな感じかなと、想像しながら読んでいます。

 

 

はたして、仏陀バンクは、バングラデシュで、成功するのでしょうか?

成功して、沢山の人が豊かになって、仏教の少数民族の人と、他の民族やイスラム人たちと、共存して欲しいのですが、、、、。