86話 🐥 バングラデシュの成長企業 ④ 電力
私達が住む日本は、電力不足と言わてますが、めったに、停電は、発生しません。
バングラデシュは、首都ダッカでも、しばしば停電が発生します。
電力不足の上、国の大切な行事があると、市民には、電気を供給せずに、国の行事を優先にしています。そうなると、電気を使う工場などは、とても困るそうです。
また、送電時の漏電ロスも問題になっています。
安定的なエネルギー供給のために 全国で変電所建設や送電線改善の事業が実施されています。
バングラデシュの成長企業から
バングラデシュのインフラ開発を推進しているのが【Summit Group】です。
【Summit Group】には、電力、港湾、海運、通信などの関連企業があります。
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バングラデシュの国全体の電化率は、62%に過ぎません。電力インフラは、またまだ不十分です。残渣などを 利用して火をおこしている世帯も多いです。
最近では、ダッカから離れた 電力の届かない 農村では、ソーラーパネルが普及しています。日本の京セラ製のソーラーパネルが壊れにくく、質が良いと使用されています。(ソーラパネルについては 75話🐥を参照)
バングラデシュの発電事業は国と民間の電力会社が担っています。
送電、配電、販売事業は、政府規制が強く、主に国営電力会社が行っています。
【Summit Group】の電気も全て政府に販売しています。
【Summit Group】は、国内電力需要の20%を賄うという使命に基づいて、バングラデシュの農村と経済の発展のために【停電しない質の高い電気の供給】を行おうと、発電能力の拡大と維持に努めています。
以下、【Summit Group】の会長アジズ.カーンさんのお言葉です。
【政治不安はバングラデシュ最大のハンデ、この解消こそがバングラデシュを発展に導く】
【Summit Group】は、1万メガワットの電力を供給すればバングラデシュの経済は豊かになると信じて設備投資を、増やしています。
ですが、政治不安がバングラデシュのハンデです。
バングラデシュはBNP(バングラデシュ民族主義党)とアワミ連盟の2大政党により、政権が続いています。
両政党による激しい政治対立が、ストライキ(ホルタル)(ホルタルについては81話 🐥 参照)を多発させています。
【Summit Group】はインフラ開発に長く携わって来ました。
バングラデシュでは、全てのインフラ開発に政治が、関係するため、常に政府の担当者とインフラ問題を語り合い、実行してきました。
その一方で、政治の不安定さが停滞をもたらしています。
政治家同士が、もっと仲良くなる環境を作って、ビジネスマンと企業を支援して欲しいと願います。
👩🏻 【政治家同士が仲良くなる】、日本の政治家の偉い先生達も、お互いの あら探しばかりが目につくような気がします。
バングラデシュでは、依然、人口の半分の失業者が、います。彼らが働けば、さらに経済発展が期待でき、貧困を無くし、みんなが豊かになることができます。
先進国入りさえできるでしょう。
と【Summit Group】の会長アジズ.カーンさん。
バングラデシュは政治が不安定にもかかわらず、年率6%の経済成長を維持しています。
今、バングラデシュに、必要なのは、バングラデシュを、国外に、アピールする、ブランドだと言われています。
外国のどの新聞やニュースを見ても、バングラデシュに対する評価は、【政情不安】です。【政情不安】が一掃できれば、バングラデシュブランド力は、向上して、外国からの 投資が入り、経済成長が、さらに押し上げられると期待されています。
【政情不安】が足を引っ張っていることに、バングラデシュの 皆さんが早くて気づいて欲しいと思います。