43話 🐥 アジアの最貧国 と、突進する日本の大学生
上の写真の本は随分、前に読みました。
以下の写真は" 前へ!前へ!前へ! "からのものです。
" 前へ!前へ!前へ! "
この言葉は、ムハマド.ユヌス博士が、この本の著者に言った、言葉です。
この本の著者が、大学生の頃、彼女にふられ、落ち込んでましたが、ある一冊の本をきっかけに、憧れた、 ムハマド.ユヌス博士に 会いに行きました。
ムハマド.ユヌス博士は、アジアの最貧国、バングラデシュの グラミン銀行の総裁で、経済学の先生です。
2006年にノーベル平和賞を受賞した、とっても、すごい人です。
ユヌス博士は、貧しい人のために、お金をあげるのではなく、無担保でお金を貸して、貧しい人自身の力でビジネスをはじめさせ、軌道にのせ、自立をさせ、成功に導いてます。そのソーシャルビジネスを、バングラデシュ全域に広げようと、してます。
著者は、憧れの、ユヌス博士が言った " 前へ!前へ!前へ! "言葉の力で、バングラデシュの貧しい農村に奇跡を起こしました。
『彼の 行動力のすごさに、とても驚かされました。』
著者は、ユヌス博士に会いたい、会おうと決め、会うためにどうすれば良いか考え、すぐに実行して、ユヌス博士に会いに行き、
ユヌス博士が率いる、グラミン銀行に、インターンとして、入り込み、インターンの仕事では、農村の貧しい人々を裕福にするのには、どうすればよいかと、バングラデシュでもっとも貧しい、農村に行き、現状を調査をし、直接、村人の声を聞きましました。
そこで知ったのは、貧しい農村には、たくさんの才能溢る、子達が いるのに、貧乏なため、教室が受けられないのです。
バングラデシュの東京大学、ダッカ大学は、お金持ちでないと入れません。一流の予備校で、超一流の講師に教育を受けた生徒ばかりです。一流の予備校に行くのには、多額のお金が必要です。貧しい農村の子達はいくら、才能があっても、その日生活するのがやっとで、大学を諦めるしかありません。
貧しい農村の子は、才能があっても、食べていくのが、精一杯で、一生、貧乏から抜け出せません。
その子達をダッカ大学に合格させ、貧乏でも、出来ることを世界中に証明しようと、突進します。
彼は、その当時、早稲田大学の学生でした。早稲田大学を合格したのは東進ハイスクールがあったからです。
『東進ハイスクールと言えば、誰もが知ってる、林 修先生が浮かびます。
数年前、私の地元で林先生の講演があるというので、応募しましたが、既に定員オーバーで行けませんでした。』
高校の授業は退屈で、つまらなく、サボっては、図書館で本を読みあさってました。高校の1.2年生までは成績は悪く、授業についていけません。
高校3年の時、東進ハイスクールに通い、【超一流の先生の講義】を【DVD】で受けました。それは、高校の授業と比べものにならないくらい興味深く、素晴らしい講義でした。
また、DVDの中の講師が、直接、激励にくることも、あり、憧れの生講師に会うことで、テンションが上がり、さらにやる気、満々になったそうです。
高校3年から、東進ハイスクールで、みっちり、勉強をして、早稲田大学に、あっさり、入ってしまうのは、やはり、すごいです。
そして、彼が、辿りついたのが、東進の 一流のDVD講義を、バングラデシュの貧しい農村の埋もれてる才能溢れる子達に無償で受けてもらい、そして、ダッカ大学合格を目指すのです。
教室、PCなどを用意することから、一流予備校の 超一流の講師のヘットハンティング、DVD作成、ダッカ大学の学生の調査(どうやってダッカ大学に合格したかなどを学生に直接聞く)、資金集め、など、いつも時間に追われ、失敗したらどうなるかを恐れ、プレッシャーを感じ、また、生活の面では、しょっちゅう停電があったり、衛生も悪く、お腹を壊したり、熱を出したりと、最貧国の不便で、過酷な状況の中で頑張ってる様子に
『思わず、「がんばれー」っと言ってしまいました。』
また、グラミン銀行の、制限だらけの規則では、仕事が進まないため、グラミン銀行のルールが守れず 首になり、、集めた資金が強盗に奪われ、、病気で、命の危険があったり、色んな試練が、あって、何度も、辞めたいと、諦めたかけたこともありましたが、開講を楽しみに待っている 貧しい農村の子達のことを考え、また、そんな時に、恩師や頼りなるパートナーの、協力があり、前へ!前へ!前へ!突き進んで行くのです。
開講の、準備ができ、応募者の中から、優秀な30名を 生徒として 選びました。
いよいよ、DVDによる、バングラデシュの超一流講師の授業が始まりました。
バングラデシュでは、誰もが知ってる有名な、超一流の3人の講師による、絶対にありえない、夢のような授業に 皆んな、興奮し、夢中になって勉強をしました。
しかし、やはり、問題は起きてしまいました。
生活が苦しいので、勉強は、辞めて、仕事をして欲しいと親が言い出し、授業を辞めたいといいだす子が、でてきました。
パートナーの1人が、ダッカ大学の学生でした。彼は貧しい農村の出身で、このプロジェクトに同感し協力してくれました。
とても、行動力があり、頼りになり、授業を辞めたいと、諦めかけた子や親の家を何度も訪問し、説得させ、一人ひとりと面談をし、皆んなのテンションを上げ、やる気を起こさせたも、彼でした。
そして、たった、5ヶ月間、勉強に励み、ダッカ大学を15名、受験しました。
『試験から合格発表までの間は、
私も、全員が受かって欲しいと、願いながら、ドキドキしながら本に目を通してました。』
そして、1番優秀な子が1人、バングラデシュの最高峰ダッカ大学に合格しました。
ダッカ大学は一流予備に行っても100人に1人合格すればよいくらいの 超難関大学です。
また、30人の受講生のうち、3分の2の生徒が、エリート国立大学に合格をしました。
全員ではありませんが、素晴らしい結果でした。
このプロジェクトは、成功し、貧しい農村の子でも、ダッカ大学に合格できると、証明できたのです。
この教育は、これから、バングラデシュの貧しい農村へ、どんどん広めていきます。
ダッカ大学に合格した生徒には、任務があります。次の才能溢れるダッカ大学生を育てるのです。
そしてそれを続け、バングラデシュ全域に広げようと、著者は奮闘してます。
この本を読んで、日本に生まれて、たくさんのチャンスがあるのに頑張れない、自分が、恥ずかしくなります。
やっぱり、すごい、人っているんですね。
また、本には、写真がたくさんのっています。
辛いときや、嬉しい時、その時々の様子が目に浮かぶように描かれていて、本と一緒に、嬉しなったり、悲しくなったり、辛くなったり、ジーンときたり、しました。
彼のマネは、できませんが、この本を読むと、【頑張らないと】って、やる気や元気をもらえる一冊です。
私の場合、やる気は、持続できませんが、不満を感じたり、悩みや、心配ごとが、ある時に、読むと、こんなことぐらいで、くよくよしてるんだろう?って思ってしまします。
そして、この本をきっかけに、バングラデシュに興味深々になりました。
バングラデシュはインドの東上にある北海道ほどの大きさの国に、日本の全人口が住む、人口密集国です。
若い働き手がたくさんいて、今、活気があり、ものすごい勢いで発展してるそうです。
(行ったことがないので、ネット新聞などの情報ですが、、、。)
GDPがものすごいです。
この本を読んで、何か、小さなことでも、バングラデシュを応援できたらとずっと思い続けてますが。。。⭐️